8.2 四季
今の日本列島は、昔からの地球の営みにより形造られました。
この地形は、地球全体の色々な大陸プレートの移動・衝突・沈み込み等複雑な
現象によって 形成されました。
そして、日本列島には、火山もいっぱいあります。
当然、世界にもいっぱい火山あります。 今現在は、日本列島の周りには、
温暖な海流(黒潮=日本海流)と、寒冷な海流(親潮=千島海流)が 流れています。
黒潮は、太平洋の南から日本列島に沿って流れてきます。 当然、日本海にも流れて
きていきます。
又 親潮は、北から日本列島に沿ってながれ、一部はやはり日本海にも流れ込んで
います。
そんな状況の中で、私たちは 素晴らしい自然に包まれ 1月から12月までの1年を
通して 四季という季節の中で過ごしています。
春、夏、秋、冬の語源について
日本列島民族は、農耕民族の為、昔から野山田畑の自然の変化、その時の情景を、
読み方、漢字にあててきました。
春は、植物(フキノトウなど)の目を出してきて、段々目が張ってくるところから
「はる」 になりました。
漢字からは
大地に(一番下の線)A 次に落ち葉や藁が積もって(上側の一本線)B
その上に雪が積もって(一番上の線)C
そこにしたから落ち葉や雪をかき分けて目が出てくる。D
目は、中の線が一本省略され、日になりました。これが春です。
A B C D
夏は、この時期は非常に熱くなります。
農作業する人が首に手ぬぐいを巻いて、日笠をかぶって作業する 所から、
夏という字ができました。
あつい → あつ → なつ に変化して「なつ」になりました。
秋は、野山の葉っぱが紅葉し紅く色づくところから
あかい → あきい → あき と変化し 「あき」になりました。
木の葉っぱが赤く火のように紅葉するところから 秋という字になりました。
冬の時期は、木にどれだけ雪が積もろうが、木の先端には 葉や花のつぼみ
などの目がどんどん増えてくる。
そこから 目がふえる → ふゆる → ふゆ と変化して
「ふゆ」=冬 になりました。
これは、家の屋根に雪が積もって、雪が深々と降っている情景を現しています。
春の場合は、この親潮の流れが、冬の場合より南下が弱くなり、日本列島の温度が
冬より 地域差はありますが、冬場より10~15度ぐらい暖かくなります。
春は、3月から5月ごろになってきます。
夏の場合は、この親潮の流れが、冬の場合より南下が弱くなり、 黒潮の北上が強く
なります。
又、太平洋高気圧(南東季節風)が強くなる。 よって、日本列島の温度が冬より
地域差はありますが、冬場より20~25度ぐらい暖かくなります。
夏は、7月から9月ごろになってきます。
秋の場合は、この黒潮の流れが、夏の場合より北上が弱くなり、日本列島の温度が
夏より 地域差はありますが、夏場より10~15度ぐらい下がってきます。
秋は、9月から11月ごろになってきます。
冬の場合は、この黒潮の流れが、秋の場合より北上がさらに弱くなり、 又、
シベリア大陸からの高気圧(北西季節風)が強くなります。
日本列島の温度が秋より地域差はありますが、秋より10~15度ぐらい寒くなります。
冬は、12月から2月ごろになってきます。