雑学(6)「月月に月」について

昔から[中秋の名月]について、以下のよう有名な短歌があります。

月月に 月みる月は 多けれど
月みる月は この月の月   

中秋の名月は、旧暦で、8月15日の月をそう呼んでいます。

この「つき」をカタカムナの思念読みすると
つ→集まる 
き→エネルギー   
よって、「集まるエネルギー」となります。 

地球は、常に太陽、月から色々な影響を受けています。
月が満月、新月になると、地球にはさらにパワーを集めて、
満潮、干潮の差が月のうちで、最も大きくなる。
そのようなことを言っているのだと思います。

月の呼び方
満月、三日月、新月など 月の満ち欠けを言い表した表現が 
日本には非常に多くあると思います。
それを以下に上げてみます。
月齢  
0日        新月、朔月
2日       二日月、繊月
3日       三日月、初月、若月、眉月、
7日       七日月、上弦月、弓張月
10日    十日夜月
13日    十三夜月
14日    十四日夜月、小望月、待宵月
15日    十五夜月、満月、望月
16日    十六夜月、既望月
17日    立待月
18日    居待月
19日    寝待月、臥待月
20日    更待月、亥中月
23日    下弦月、二十三夜月
26日    有明月
30日    三十日月、

又、満月の月毎の呼び方も違います。
1月       狼月
2月       雪月
3月       芋虫月
4月       桃色月
5月       花月
6月       苺月
7月       男鹿月
8月       チョウザメ月
9月       収穫月
10月    狩猟月
11月    ビーバー月
12月    寒月

又、1年の月毎にもそれぞれ呼び方・読み方があります。
これは、旧暦で読んでいて、そのまま残っている形です。

1月       睦月、初春月、早緑月
2月       如月、初花月、雪消月、雁帰月
3月       弥生、花惜月、雛月
4月       卯月、夏初月、之月
5月       皐月、早苗月、月不見月、雨月
6月       水無月、水張月、涼暮月、鳴雷月、蝉羽月
7月       文月、親月、涼月、七夕月
8月       葉月、南風月、雁来月
9月       長月、長雨月、寝覚月
10月    神無月、初霜月、雷無月
11月    霜月、雪待月、神帰月
12月    師走、春待月、歳極月

以上、月が付く呼び名・読み方はこれですべてではありませんが、
これは日本人の感性が基本になりできてきた文化だと言えます。
少し前まではこのような月のとらえ方は当たり前でしたが、
今では、少しづつ忘れさられようとしています。
このようなこともそうならないようにしていきたいものです。