雑学(8)山・川の変化について
私たちの日本列島全体を眺めると、火山列島の為
大地が多少隆起したりもします。
しかし、全体的には、雨・風・波による浸食作用によって
毎日、少しづつ変化しています。
そこで、山・川に注目した場合、
日数・年数が経てば、
山であれば低くなり、川であれば川底が浅くなっていく。
山であれば、雨・風の浸食作用によって、
1mm/年づつ 低くなると仮定した場合
百年で100mm(10cm)
千年で1000mm(1m)
1万年で10000mm(10m)
も、低くなる。
実際にはもっとであろうと思います。
このように、私たちの今見ている山は高くならず、低くなる一方です。
一方、川の場合、山からの雨・風等の浸食によって、
10cm/年づつ川底に土砂などが堆積すると仮定した場合
10年で100cm(1m)
20年で200cm(2m)
も、浅くなる。
実際にはもっとであろう。
日本の一級河川では、年に数回堤防の草刈りをされていますが、
これは草を刈って堤防をきれいにする事と、
堤防に亀裂がないかの点検だそうです。
しかし、何もしないでいると、大雨が降るごとに
流木も含め、土砂の堆積によりダム底が浅くなり
水がダムを超え、川が氾濫し、堤防を越えてくることになる。
よって、特に川の変化に注意しないと私たちの生活に
大きく影響を及ぼします。
県や国が定期的に川底の土砂等を取り除く必要があると思います。
川幅を広くしてもダメとは思わないが、根本的な対策とは
言えないかと思います。