雑学(9)ネジについて

地球は太陽の周りを、凡そ 1年1回、又 1日 1回転 自転しています。
それによって、北半球・南半球では、当然 色々な現象があります。
例えば、大気(偏西風)の流れ、海流の流れなどです。 
北半球・南半球では、ほぼ反対と言っていいでしょう。  
これは、地球の大原則です。

そこで、私たちが住んでいる北半球で見てみましょう。 
浴槽の栓を抜くと反時計回りの渦ができます。 
又、台風の雲の渦も反時計回りになっています。   
「コリオリの力」が働いているからです。              

  反時計回り(左回り)

この現象によって、ネジの締まる向きが決められているからです。  
私たちはネジを閉める時、時計回りで締めます。                    

    時計回り(右回り)

もし、ネジを閉める方向を反時計回りにした場合、
何もしないで、5年・10年放置すると、
ネジには慣性の法則に 従って、常に閉まる方向に
力が加わります。
すると、今度ネジを緩める時に本当に取れなくなってしまう
場合が起こります。
すると、車のタイヤ交換ができなくなったり、
ちょっとした部品のネジが 外せなくなり、
修理不可になってしまう場合が発生します。
外せたとしても、ネジ山に傷がついてしまう状況になってしまう。 
よって、ネジは、時計回りで閉まるようにネジは切られている。
よって、しっかり閉めて、5年・10年経過して 
ネジが緩んでいたり、ヘタをすれば外れているという     
現象が起きるのです。
よく電車の車輪の点検で、ハンマー等でたたいて  
変な音がしないか、ネジが緩んでいないかを確認しているのは
その為です。 
しかし、一般的には、右利きの人が左利きの人より多いからと
一般的には言われています。 
ただし、南半球では、その逆と考えてください。
しかし、文明の発達の過程で、北半球の人が南半球の人より多い為、   
現在では右ネジで閉まる方向が世界標準になっています。