雑学(26)言語・地名の語源(その7)伊豆について

ここでは、伊豆についての由来について
私のわかる範囲で、これから述べていきたいと思います。

川崎真治さんの
「古代稲作地名の起源」から
引用させて頂きます。

縄文時代、弥生時代では、陸路より海路の方が交通の
幹線であり、その航海の目安となるのは、島や山でした。
島や山がない場合は、夜空の星でした。
しかし、星が航海の目印になるのは、だいぶ後です。

ウル・シュメール語で水路の監視の眼を
igi(イギ)と言っていました。

これが、idu(イヅ)と転訛した。
これも、日本人の言葉癖で、母音のi(イ)がu(ウ)に変わったことによります。

一支(イツ)、壱岐(イキ)、伊豆(イヅ)、厳(いつ)
これら地名がある所は、航海の目安に必ずなっているはずです。
例えば、広島の厳島、対馬の厳原、伊豆半島などです。
これらは、すべて、ウル・シュメール語からきているのです。

ウル・シュメール語 Uで始まる言葉には、
発音を助けるための手段として、子音の
m,n,h,k,t,s などを頭につけます。
言葉の意味に全く関係なく接頭子音として付けます。
この命名者は、ウル・シュメール語系の航海者です。
なを、英語のeye(眼)は、古代エジプト語のiri(イリ)が
ギリシャ語をへてeyeとなった。

iri(イリ)→eyi(アイリ)→eye(アイ)

古代エジプト語では、眼は本来(マ)でした。
元はウル・シュメール語から借用して、
igi(イギ) → 転訛してiri(イリ)になりました。

眼 → ガン、ゲン、マ
目 → モク、メ

これらすべて古代エジプト語が起源ですが、
それ以前に、ウル・シュメール語が生まれていた為、
それを借用し、色々な呼び方、読み方になってきたのです。