雑学(30)慣用句について

前回の日本の言葉に続いてですが、
日本語には、四文字熟語というのがあります。
これは、元は中国から伝わってきた漢字を4文字で表す熟語になります。
これで、色々な意味を持たせていますが、日本でできた文字とは
言えないです。
例えば、「四面楚歌」、「春夏秋冬」などは、中国の漢文からきた
4文字熟語です。
しかし、日本でできた四文字熟語もあります。
「相撲甚句」「根堀葉堀」などです。
しかし、慣用句は違います。
慣用句は日本で生まれた言葉です。
例えば、「気を揉む」「水臭い」「腑に落ちない」などです。
これらの言葉は、外国の人がその国の言葉に変えようとしても
単純に訳すことができないと思います。
又、簡単に訳すと全く意味のわからない言葉になってしまう。
例えば、「水臭い」は「water stinking」,(何のこと?)となってしまいます。
このことからも、日本語の言葉・文字の豊かさは、外国語には見られない。
だから、私はこれらも含めて日本の素晴らしさの一つと言いたい。
しかし、最近では、外国語の言語も外来語として入ってきています。
例えば、「パソコン」「スマートフォン」など。
でも、それらも、日本語を使用する日本人の感受性豊かな所から
きていると思います。
これも、又、時が経つにつれて日本の言葉になっていくのでしょう。