雑学(24)言葉・地名の語源(その5)「岩・島」について

ここでは、日本語の中の「島・石」の由来について
私のわかる範囲で、これから述べていきたいと思います。

川崎真治さんの
「古代稲作地名の起源」から引用させて頂きます。

「日本人の忘れかけている素晴らしい文化」の中の
「11:ホモ・サピエンスの歴史」の項目の中の
11・5 言葉の使用
11・8 文字の発明
で、述べているように、
やはり 言語は、ウル語、それからシュメール語から生まれてきました。
それから、古代エジプト、古代インド、インドネシアに伝わっていきました。

ウル・シュメール語では、川の中にある島を「水流を二つに分ける物」と、
言っていました。
シュメール語では、ディーパ=dipa と言っていました。
古代インドに渡ると
ディーパ=dipa 
ドヴイーパ=dvepa
の二語に分かれました。
古代エジプトに渡ると
イーパ=Epa
イパ=Epa
になりました。

このイパが日本に渡ってくるとイワとなりました。
以上のように、日本語の岩=イワという呼び方は
古代エジプト語が語源でした。

シマ=島は
デイーパ → テイーパ → テイパ → テイマ → シマ と
転訛してゆきました。
インド → インドネシア → フィリピン → 日本と、
南海回りで、日本に渡ってきて、シマ=島となりました。
よって、岩・島には、「水流を二つに分ける物」という語源から
きています。

この語源も「稲・米」のルートと同じような道を辿っていたようです。