雑学(29)言葉について

言葉とは、人間が感情や意志などを伝える為に
音声や文字を使って表すことです。

言葉は、英語では a language(言語),speech(発話)、a phrase( 語句)、
a word(単語)、a term(用語)、an expression( 表現)、a remark(発言)、
talk(話す)、sperk(話す)などがあります。

又、日本語で1文字で「ことば」と読む字は、詞、辞があります。
詞の意味は、心に沸いた思想が外に出た時などに使います。
例えば、詞書きです。
辞の意味は、訴えたり論述する時に使います。
例えば、お祝いの詞(ことば)、開会の詞(ことば)などです。

この日本の言葉の単純さゆえの奥深さについて考えてみたいと思います。
日本語で「き」と発する言葉を文字にすると
木、気、記、起、喜、機とまだまだ色々な文字があります。  
外国語では、こんなに言葉、文字はありません。
英語で木は(tree), 気は(air)(feeling),記は(record)とそれぞれ文字が違います。
1文字では表せません。
つまり、日本語の場合、その文字や言葉の前後が何かによって、
文字や意味が決まってきます。
「このきには、きれいな花が咲く」となると、
この場合の「き」は「木」になります。
又、「この果実、きが熟している」となると、
この場合の「き」は、「機」になります。

日本語で「み」と発する言葉を文字にすると
実、身、見、未とまだまだあります。
「この栗の木には、みがたくさん成っている」となると
この場合の「み」は「実」になります。
「あなたの服装のみのこなしは良い」となると
この場合の「み」は「身」になります。

だから、外国の人に聞くと、「日本語は凄くむつかしい!」となるのでしょう