雑学(35)ラジオ体操について

私は、ひょんなことから、自分の体の柔軟性のなさを娘から指摘され、
「お父さん、ラジオ体操でもやったら!」と言われてしまいました。
この年(定年すぎ)になるまで、数十年間、ラジオ体操なんか
真面目にやったことありませんでした。
しかし、若いころからスポーツには慣れ親しんでいたので、
体を動かすことには、自身もあり、又 最近では毎日散歩や低山登山も
やっているので、ラジオ体操なんかと、甘く見ていました。
翌日、第一回目、朝6時30分からのラジオ体操をやってみました。
ラジオ体操の中で、ジャンプする所ありますよね!
そうしたら、なんと体が飛べない、ジャンプできないのです。
自分としてはジャンプしようとするのですが、
ひざの曲げ伸ばしはするのですが、体が地面から浮かないのです。
体が重いのです。
そうして、第一体操終わる頃には、呼吸がゼイゼイして
胸が苦しくなってしまいました。
第二体操も続けて行いましたが、とてもいいかげんなものでした。
第一回目のラジオ体操、大変、無残に終わりました。
ショックでした。
自分の体力の無さ、筋力の無さを痛感しました。
それで、あくる日から毎日行うようにしました。
そして、3週間過ぎた頃から、数ミリですがなんとか
ジャンプもできるようになりました。
体の固さはまだまだありましたが、
第一、第二体操もなんとかできるようになりました。
しかし、一生懸命やるとやはり少し汗もかきました。
そして、「ラジオ体操の動作は、前奏、間奏の所の簡単な体操も含め、
非常によく考えられ、できているな!」と、改めて感じました。
それから、次に気づいたのは、動作はすべて左から始まるということでした。
私は、「忘れかけている日本の素晴らしい文化について」の中の内容で
21番目の項目、「表・裏について」で述べています。
やはり、日本人は知らず知らずのうちに行っている事なのだと
改めて気づかされました。
昔、母が僕に
「毎日、靴下を履くときは、左から履けよ。
そうすると何かよいことがあるから。」と、教わりました。
今も靴下を履くときは、左から履くようにしています。