雑学(37)後の祭りにならない為に

人生は、あっという間に終わってしまい、
死を迎えてしまう感じがする。
人は、死ぬと、その人の体はすべてなくなります。
火葬であれば、わずかの骨のみを残し、後はなくなる。
しかし、その骨もいずれはなくなります。
土葬であれば、土の中に葬られ、
これもまた、いずれはなくなり、土になります。

人は、死んだ瞬間からその人の意識・感覚はすべてなくなり
当然、何も考えられなくなり、ただ、屍のみとなります。

「死とはどうゆう事か?」を考えられるのは
その人が、生きている時に思い巡らす事です。
その生きてきた時間・知識、及び 経験をもとに
考える事です。
般若心経の中に
「色即是空、空即是色」という言葉があります。
ここの色とは、食欲とか、物欲というものもありますが、
もっと大きい・広い意味のもので、
地上のあらゆる因縁に纏わるものすべてを言っています。
「色即是空」とは、
「物質的現象というものは、すべて実体がない」という事です。
又、「空即是色」とは、
「すべて実体がないという事は、物質的現象なのである」
という事になります。
「落花の風情」の意味にほかなりません。

以上の事は、我々、人間=ホモサピエンスだけが、考える・思う事であり、
ほかのあらゆる動植物には無いものです。
それは、言葉・文字を使えるよう身につけたからです。
人間は、「オギャー」と生まれてから、母親・父親、その周りの
あらゆる人・物から色々学び、自分の脳内に蓄積してきたから
考え・行動できるようになったのです。
ですから、「生きるとは何か?」「死とはなにか?」を考えたり、
古事記を解読することも、私たちの脳が発達してきたからなのです。

しかし、あまり難しく考えないで
簡単に、考えてみましょう。
以下の三つの問いかけを、自分に問いかけるてみて下さい。

1,あなたの人生は、楽しかったですか?
2,あなたの人生は、幸せでしたか?
3,あなたは、人を幸せにしてきましたか?

以上の事を、自問自答し、
自分の考え・思うままで、そして、行動することが
「生きるとは何か?」
「人生とは何か?」に繋がるのではないでしょうか。

人生は、一度っきり。
後の祭りにならない為に
悔いのないように生きて行きましょう!