2:和尚さんの助言(2/3)
洋は、母ちゃんと一緒に入学式に中学校へ行った。
洋は、中学校の門を通ってから母ちゃんと別れた。
洋は、事前に指示のあった場所に自転車を置いた。
すると、数人 小学校が同じ子と会った。
それで、洋は少し安心した。
その子たちと少し話しながら、入学式会場の体育館に向かった。
体育館に入ると、すでに、2・3年生の上級生の人たちがいて、
ガヤガヤしていた。
洋は、指示された席を探していた。
すでに、何人かの知っている子がいたので、
(あー、あそこか)と思いながら、その隣の席に座った。
母ちゃんは保護者席に座っているようでしたが、
洋にはどこにいるかはわかりませんでした。
そして、暫くして入学式が始まり、
何が何だか分からないうちに、あっと言う間に終わった。
その時、担任が竹中先生と言うのだけがわかった。
しかし、当然どうゆう先生かは洋にはわかりません。
その後、どのように進んだのか分からないが、
竹中先生について、長い通路、廊下を歩いて、
1年2組と書いた表示板を見て、教室に入っていった。
洋は、(あーここが1年2組の教室なのか)と思いながら、
自然と、流れの中で席に着いていた。
保護者の方々も教室の後ろに入ってきていた。
暫くすると、担任の竹中先生が、開口一番、話始めた。
「こんにちは、担任の竹中です。
みなさん元気ですか?
私は、皆に会えるのを楽しみにしていました。
これから1年、一緒に楽しくやっていきましよう。
保護者のみなさん、よろしくお願いいたします。」
と話された。
でも、洋には、前後左右見ても知らない子ばかりで
これから、本当に楽しくやっていけるのか不安でした。
竹中先生から色々な教科書をもらい
明日からの予定を聞いた。
母ちゃんは、色々知り合いがいるようで、他の人と
話をしていた。
洋は、同じ小学校の子と少し話した。
その子も洋と同じような事を言っていた。
それから、洋は母ちゃんと一緒に門を自転車を押しながら出た。
中学校の周りには桜の木がたくさんありました。
桜が満開だったこともあり、桜の花びらが風にあおられ舞っていた。
小学校卒業式とは違って、暖かい花びらの舞でした。
家に帰り、夕飯の時、父ちゃんや姉ちゃんに今日の事を話した。
すると、姉ちゃんは
「えーそう。竹中先生なの。
私も中2の時、担任だったよ。
やさしい、いい先生だよ。
たしか、担当教科は英語だね。
洋、頑張って英語勉強しなくっちゃね!」
と、言った。
父ちゃんは、うんうんとうなずいていた。
洋は、姉ちゃんがいてくれて本当に心強く感じていた。
そうして、長い一日が終わっていった。
翌日、朝登校すると 、竹中先生から、最初のホームルームの時間に
グループ分けをすると話があった。
方法は、男女出席順に3人づつ、合計6人になると言われた。
クラスは全員で38人だったので、7人のグループが2つできました。
竹中先生が、事前にグループ分けを決められていたので、
そのグループで当分、色々な事をやっていくことになりました。
その為、グループの人はすぐ集まれるように、席も近くになりました。
洋のグループは、6人グループでした。
しかし、そのグループの子は、洋とは別の小学校の子たちで
当然知らない子ばかりでした。
洋には、その子たちは何か勉強もでき賢そうに感じましたが、
そう決まった以上、このグループでやっていくしかないと思うのでした。
それから、順次、各教科ごとに新しい先生が見えました。
洋は、(あーこれが各教科ごとに先生がちがう事か)と思いました。
よって、最初の1週間は、何が何だか分からないうちに過ぎていきました。
しかし、洋には、その1日1日は、中身の濃い1日1日でもありました。

