3. 中村天風先生について

中村天風先生の「運命を拓く」を読んで次のようなことを感じました。
まず、こんな人が近い過去にいたことに驚きました。
又、 こんな解釈があったのかという発見がありました。
自分の生き方を再度考えさせられました。
一般的には、負けん気、強い創意工夫の持ち主はよくいます。
中村天風先生は、若くして不治の病(肺結核)にかかり、当時の医療では
死病と言われていた。
そこに至るまででも、色々な事件に巻き込まれ、死んでいてもおかしくなかった。
そこをすり抜けて、この病にかかってしまい、 ふつうは、ここでこの人の人生は
終わっていたと思われます。
しかし、彼は藁おもつかむ思いで、アメリカ=フィラデルフィア、
イギリス=ロンドン  フランス=パリへと渡った。
パリで、笑いのある人生を願うようなった。
そして、貨物船で、カイロ、インド経由、日本に帰ろうとした。
しかし、カイロで謎の老人(ヨガの聖者 カリアッパ師)に出会い、ヒマラヤの
カンチェンジュンガの麓の村までついていった。
そこで、大地をたたき、涙が自然と流れ、大感動の中で聖なる体験に
到達されました。 
そして、ヨガ修行し、知らないうちに自分の病が治っていることに気づいた。
中村天風先生は、以下のようなことを発見した。

宇宙には、目的があり、その方向性と法則性の中に人間は生きねばならないと
悟る。 又、潜在意識と実在意識の相互関係についての考え方を示された。
潜在意識は、宇宙霊と同様、一切のものを作り出し、生み出す創造力を有して
いる。 いかなる場合でも虚心平気の気持ちにならなければならない。
人にだけ与えられている偉大な心というもの 自我の中に造物主の無限の属性が
存在しているからである。
心の大切さ=万物の根元→ただ一つの気
真=誠、善=愛情 美=調和
造物主と同様の心になると、造物主(宇宙霊)の無限の力が自然に自己の
生命の 中へ無条件に同化していく。
そうした心で積極的に生きると、健康も良い状態になっていく。
「人生は心の置き所」 およそ宇宙の神霊は、人間の感謝と歓喜という感情で
人生の上に迸り出ようと待ち構えている。
だから平素できるだけ何事に対しても、感謝と歓喜の感情を より多く持てば、
宇宙霊の与えたもう最高のものを受けることができる。
故に、どんなことがあっても喜び感謝笑顔し、勇ましく溌溂と人生の一切を
楽しむことが 大事である。
宇宙霊と直接繋がるのは心である以上、その結び目は汚すことはあっては
ならない。
万物の霊長たる人間としてこの大宇宙の中に生まれた以上、これが、
人生の宇宙真理であると。

そこで、私は「わが生命は、大宇宙の生命に通じている」ということを
どうしたら 今の現代でできる方法はないか?ということでした。
気、霊、心について考えました。
そして、私は 自分なりの方法で精神統一する方法を会得いたしました。
これは、滝に打たれたり、高い山に登って修行しなくてもできる方法です。
自分と宇宙をつなぐ方法でした。

「真理瞑想に入る」為の、自分としての宇宙霊との交信方法を
考え、見出しました。
(カタカムナの事とつながる!)  その方法は以下のようです。

①椅子に腰かけた状態で、背もたれに背中をつけないで、
 真直ぐに姿勢を正してください。
②目を閉じて、自分の胸の前で、忍者のように手を合わせ、呼吸を整えます。  
 無心になることを心がけてください。(20~30秒ぐらい)
 ただし、この時間は各自で判断してください。
 ご自分の心が静かで、無心になることが必要です。 
③次に、その手を組んだ状態で、ゆっくり真直ぐ上にあげていきます。

両腕の内側が、両耳に接するように 又、自分のへそと頭の中心と指先が、  
宇宙と交信するつもりで 真直ぐに目いっぱい伸ばし静止します。  
そして、呼吸を整えます。(20~30秒ぐらい)
ここも各自の判断で、静かに無心で行うことが大事なところです。

④次に、両手を組んだ状態で真直ぐ下に降ろしてきて、胸の前で止めます。  
 すると、かなり 両手に力が掛かり又、親指、人差し指に力が入った
 状態になります。

⑤ここから、両腕、指の力を抜きながら、さらに無心になる状態に入ります。
⑥瞑想時間は、各自自由に設定して行う形になります。  
 この間、自分は宇宙霊と交信しているつもりを忘れないようにしてください。

是非やってみて下さい。