14.4 三郡誌から見た場合の弥生時代前半

BC670頃 筑紫には、北は猿田族、南は熊襲族がいた。
今の宮崎県日向辺りに南方から渡ってきた部族がいた。
この民族は、技術・文化が優れていた。
麻や絹を使用したり、薬の活用、稲作技術も持っていた。
これが弥生時代の始まりで、九州南部から始まりました。
今までは石器を使っていたが、農作業で鉄製の道具を使うようになったのは
この頃からでした。
これも、新しい民族がもたらしたものでした。 又、日輪を敬う信仰心や信仰神も
持っていた。
今までいた現地の豪族は、この民族に太刀打ちできなく、この民族に征服され、
そこから、日向族という名前の豪族が生まれました。
鉄材料は、この頃では、この地域ではなかった為、朝鮮半島から仕入れ、九州で
加工していた。
この頃は、日本列島には150ぐらいの豪族がいた。
当時は日本列島には、統一した国主はいなかった。 奥州に津保化族、
武州に宇津味族、越州に長三毛族、濃州に津弥奈族 大和に津止三毛族、
紀州に奈津三毛野族、南海道に大賀味族、淡路に賀止利族 因州に宇津奴族、
芸州に亜羅三毛族、出雲に出雲族、筑紫州に猿田一族、日向族がいて
お互いに全国征討し、国主に成ろうと、虎視眈々と狙って勢力を蓄えていた。
それによって、強き国 150ケ所が6族になった。
日向族、出雲族、邪馬台族、越族、車族、津保化族である。