19.2 一般的な解釈

古事記の解釈については、多くの先生方共通して天地開闢、天孫降臨から
始まり、「高天原に成せる天之御中主神、伊邪那岐命、伊邪那美命」、
3種の神器について、又、天の岩屋戸のお隠れについて、そのあと、
神話的な解釈等述べられています。
その神話の解釈の中である方が「かごめの歌」を 以下のように説明して
見えました。
「かごめ かごめ かごの中の鳥は いついつ出やーる 
夜明けの晩に つるとかーめがすべった 後ろの正面だーれ」
これは赤ちゃんがお母さんのお腹の中から生まれてくる状況をいっている
という事。
「かごめ かごめ」とは、お母さんのおなか(子宮)をかごと言っています。
「かごの中の鳥は、」とは、今にも生まれてくる赤ちゃんの事です。
「いついつ出ーやーる」とは、いつ生まれてくるの?と聞いているのです。
「夜明けの晩に」とは、中の赤ちゃんが夜明けに生まれてくると答えています。
「つるとかめがすべった」とは、つるは、産道の事でそこを滑るように
生まれてくる事。
それで生まれてくる赤ちゃんはだーれと聞いている。
つまり、この童謡は、赤ちゃんがどのように生れてくるかを童謡にしている
という事です。
古事記には色々な隠喩があるその一つです。
昔から子供が生まれる事=子孫繫栄は、民族にとって大事なことです。
そうしないと民族が絶えてしまいます。 これは人間だけでなく、
この地球上の動物・植物 すべてに言えることです。