3:出会い(前半)
3:出会い(後半)

一が、西の川を探検していると、カエルがびっくりして飛び込んだり、亀が一をキョロキョロみて、逃げたりもしました。時には、ナマズの家族が一緒に泳いでいることもありました。親ナマズと、子ナマズは、それはそれは大きさが全く違って […]

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3:出会い(前半)

一は、兄や姉も行っていたこともあり、小学校に入ると、すぐ 近くのお寺の習字教室に通うようになりました。そこには、近くの部落の小学生や中学生が約15~20人くらい、毎週日曜日に集まってきていました。同級生は、顔も名前も分か […]

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2.一の手

一の家の東側には川が流れていました。そこにも、色々な魚が泳いできていました。その川に降りていく階段の下には母や祖母が、簡単な水洗いができる川戸(かわど)がありました。そこは、他の所より川底が少し深くなっている為、より魚が […]

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目次

1,自然豊かな故郷2,一の手3,出会い4,神社探検5,夏祭り6,タマネギ小屋事件7,白蛇との出来事8,自転車事故9,夢枕10、新たな夢に向かって

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1:自然豊かな故郷

小椋 一(はじめ)は、この春から東京の大学に入る事になった。入学が決まってから一週間ぐらいは目の回るような忙しさだった。一人で下宿先を探し、生活用品の段取り準備が主だった。下宿探しは、アパートや普通の下宿屋を見て大学に近 […]

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ポチの思い出
10:急な別れ

僕と母ちゃんは、又、どこか子犬を貰ってもらう所を探しました。しかし、今度はなかなか見つかりません。すると、母ちゃんは、父ちゃんと相談しました。そして、母ちゃんが僕の所に来て、「友仁、明日、川向こうの保健所に、ポチたちを連 […]

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ポチの思い出
9:子犬の誕生

ポチのおなかは、日に日に大きくなっていきました。ポチの散歩の足取りも、だいぶしんどそうに見えました。しかし、母ちゃんは、「距離は、少しでもいいから、できるだけ散歩はさせた方がいいよ。」と、言うので、僕はできるだけ散歩させ […]

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8:背中の傷(前半)
8:背中の傷(後半)

僕は、翌日、朝起きると、すぐ、ポチの所へ見に行きました。ポチは、いつもの元気はないけど、出てきて、僕に挨拶はしてくれました。僕は、母ちゃんにオワンにご飯を貰い、ポチにやりました。やはり、いつものような元気はないが、昨日ほ […]

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ポチの思い出
8:背中の傷(前半)

僕は、いつも、夕方近くになると、ポチと散歩します。時には、ポチ一人で散歩させます。一人散歩の時には、首輪からくさりを外してやると、僕を少し見て、尻尾を振って、喜んで、家の外の道へと出ていきます。どこへ行くのか分からないが […]

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7:ポチの能力(前半)
7:ポチの能力(後半)

それから、暫くして、夏休みになりました。毎朝のラジオ体操、昼の水浴び*①、そして、夏休み宿題、そして、毎日暑い日が続きます。 *① 水浴びとは、この頃はまだ、小学校にプールがない為 小学校が各部落に任せて、川を堰き止めた […]

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